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写真の脇役と主役の話

2015Paris
先日、メーカーの写真講座で多くの質問を受けました

時間に限りがあり、ずべてに答えることが叶わなかったので
ここで、1つでも2つでも書いていきます

これは、あくまでわたくしの私見ですのでご了承ください
Q「写真で主役と脇役がありますがどう理解すればいいですか?」
みやたの考え
その1:出会う目の前の被写体や空間そこに感動する=撮影の機会又は出会い(主たる要素)
その2:被写体だけにとらわれない要素=写っているだけではない事を感じる)内面や奥の深い主題とコンセプト)
その3:その写真を撮る瞬間、何に注目したか=テーマ
その4:ではそれ以外はどんな具合なのか?=背景や明暗(色や露出やピントの範囲の具合)=演出

主役を単体と捉えず、大きくはコンセプトを大切にと言う事に主眼を置く。それは被写体に託す自らの意思です。その演出に大切な脇役は露出やぼけ具合、レンズの歪みや、色のニュアンスだと思います
※上記写真で言えば、写るシルエットの子どもと大人や路地や朝日が照らす建築物どれも脇役だと考えています
モノ=被写体がなり得るモノだけが主役でも脇役でもないと思います。判りにくいですかね?写る被写体だけが大切な事ではなく、何を思い、どう、演出し伝えるか。この事が重要と思います。上の写真に含まれたコンセプトから立ち上がる主役は、影の部分かもしれませんね。私の目指すは写心(しゃしん)
※2015 Paris 35mm f2.8 D750 マニュアル露出

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